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絵本「海と空の約束」を国際交流事業に活用しています。

絵本「海と空の約束」を国際交流事業に活用しています。

★絵本「海と空の約束」は、「国連生物多様性10年日本委員会の推薦図書」に選ばれました。

★絵本のほか、紙芝居(A1サイズ、A2サイズ、B4サイズ)を作って無料貸出し、動画デジタル紙芝居DVDも作成して普及啓発に努めています。

★現在15か国語(日本語、英語、中国語、韓国語、インドネシア語、ベトナム語、クメール語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、スワヒリ語、マレーシア語、ハンガリー語、タイ語、ミャンマー語)に翻訳されJICAやオイスカ、学生団体スタディツアー等を通じて海外でも子ども達への環境教育に使われています。

JICA ケニア                 光の教室   インド

 

 

 

オイスカ                    CREDO カンボジア

★判りやすい絵本です。

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海と空の約束 紙芝居と問いかけ学習

  • 紙芝居の前に、紙芝居終了後、出て来た生きものや紙芝居について質問を出すからしっかり観て聴いてねと前置き。
  • 紙芝居をゆっくりします。(10分~11分)
  • 終わってから、いつもは以下の質問を中心に、世代に合わせて工夫して問いかけ、一緒に考えます。

(質問)

㋐ どんな生きものが出て来たか、気づいた生きものを発表してください。(幼児には必要)

3~5人発表して貰う。 ・・・発表してもらうことで以降の問いかけに対しての発表へのムード作りをする。

発表があれば、紙芝居の中で、その生きものを確認したりもする。 生きものの特徴等(何を食べているかやどこで暮らしているかなど)も話すこともある。

㋑ 次に、海や川、森のない地域の子どももいるので、次に、みんなの家の近くや学校の近くにいる生きものを見つけた人は、発表してください!! と問う。 鳥や昆虫も居ます。植物も書いてあります。

  • 最終ページにも植物、鳥のほかいろいろ出てきます。海の中の生きものだけが描かれている訳ではありません。
    • 子ども達にひとしきり発表して貰ったあと、特にここでは、最終ページの前の植物を例に挙げて、植物も生きものであること、植物がいるから土ができたり空気や水も浄化されることを教えます。また森がたくさんの生きものを育むこと。また我々の食べ物も全て生きものであるから生きものが大切であることを一緒に考えます。生きものなので死ぬこと、枯れることあることを考えてもらいます。高学年~大人までの場合、森と海の繋がりにも言及して質問しながら一緒に考えます。
    • 学年によっては、更に生きものについての学習を深めても良いと思います。 例えば、森が水害を防ぐことや、川の生きものの力で水が浄化されることも考えることもあります。

㋒ 次に、この話に人間が出て来たか、どうかを問いかけます。

イエスかノーなので、挙手してもらい、出て来たと言う子に、どこに出て来たかを具体的に教えても

らうことをしてもらうことがあります。

  • 最終ページにお父さん、お母さん、赤ちゃんが書いてあります。手を上げて貰ってから、ここに人を作者が画いたのは、地球には人だけで生きている訳でなく、いろんな生きもの(植物や海や川や森のいきもの)と繋がって一緒に生きていることを子ども達に考えてほしいから書いたということを伝えます。
  • また、最終ページの前の前(海が汚れて生きものが死ぬ場面)を揚げて、日本の小学校4年生の子どもが、「海が汚れて生きものが死ぬ場面で、海を汚したのは人間だから、この話には人が出て来た」と発表してくれたことがあることを伝えます。(実話です) 地球を汚したのは人間であることを子どもたちと一緒に考えることも、この絵本の大きなテーマです。
  • 作者も海や山や川を汚したり傷めたのは人だと考えていて、そのことを子ども達や大人の人に考えてほしかったことを伝えてほしいです。

㋓ 最後に、この最終ページの前の前(海が汚れて生きものが死ぬ場面)をみせながら、みんなにできることでこれ以上、海を汚さないことや川や森をいためないことがあるので発表してくださいと問いかけます。

  • ゴミを海に捨てないという意見が良く出ます。その機会をとらえて更に深めてください。海に捨てなければいいの?と問いかけることもあります。
  • ゴミ(特にプラスチックごみ)を捨てない(海だけでなく川にも森にも街にも捨てないこと。

どこに捨てても海までながれていき、世界中に流れて行くこと。

特にプラゴミはいつまでも腐らないので、生きものが暮らせなくなることも伝えます。家のまわりや学公園や道路に捨てても、雨や風で溝にあつまり、川に流れついたら海まで汚します。)、そもそもゴミを減らす生活を心掛けることがもっとも大事なことを考えます。 油や汚れたものを、洗剤などを川や溝に流さないこと、紙を大事にすること(紙を大事にしたら、原料の樹を大事にできるので森も守れるし森が豊かになったら、絵本にあったように水もきれいになり川も海もきれいになります。

★他にもたくさんできることがありので一緒に考えます。

  • 例えば、食べ残しをしないようにしたり、ものを大事にしたり、水や電気を大切に使うことも、地球環境を守り、海を守ることに繋がります。
  • 写真でゴミの山を見せたり、現場でプラごみを見せることもあります。海のない国の子ども達には、川や海の写真や漂着ゴミの写真を見せることもあります。

★概要はこんな感じで問いかけ学習を進めます。

★紙芝居の前か後に、森、川、海の写真(美しかったりゴミで溢れたり汚染が進んでいる写真、生物多様性を問いかける写真やイラストを使うこともあります。

★街の暮らしや、食料や水の循環の話、温暖化防止対策、エネルギー問題を取り入れて問いかけながら学習を進めることもあります。

質問があれば、お寄せ下さい。補足説明をしたいです。

国際交流に興味のある方、既に活動をされている方、団体の方、協働できればご検討ください。

★★★★★ 【お問い合わせ】 ★★★★★
海と空の約束国際交流のページ
海と空の約束プロジェクト
 ホームページ   http://umisora.pro/
  Eメール     happy24tani@yahoo.ne.jp
facebook(西谷寛)にメッセージで問い合わせ頂いても大丈夫です。

 

 

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