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Withコロナと私のESD活動

Withコロナと私のESD活動

~ コロナ禍の中で展開する環境体験学習・防災学習・実践活動について ~

                                                                             西谷 寛(海と空の約束プロジェクト)

            【第二回 ESD実践研究集会(自由発表)20200921ZOOM参加)】

 

 

 

1.問題意識

治療薬やワクチンの開発が進むまで、コロナ禍の中で、環境保全実践活動、学校教育、社会教育も極めて危機を迎えていると感じる。

リアルに対面で活動したり、相談や議論、実践活動を進めることは感染リスクが高く工夫や戦略が必要だと考える。感染リスクを考えながら何ができるのか、何を避ける必要があるのかを考えながら活動を進めている。

2.具体的手法

(1)野外保全活動(クリーン作戦等)

①河川、海岸の保全活動の単独で行うものは、2月以降も学校園休校、緊急事態宣言中も継続し、現在も継続中。  条件にもよるが特にリスクは低い。

②集団活動は、学校園休校、緊急事態宣言に同調した。 緊急事態宣言解除後もクラスターや感染者の発生状況によって急遽、前日中止事例もあった。

 

 

 

 

(2)野外での観察会、ネイチャーゲーム、集団活動は、学校園休校、緊急事態宣言に同調した。クラスターや感染者の発生状況によって急遽、前日中止も行った。

(3)打合せ、定例会、総会

  団体の規模やレベル、カテゴリーに関係なく、学校園休校、緊急事態宣言にほぼ同調。学校運営委員会やまちづくり協議会もリモート会議や書類・メール会議に変更事例が多かった。

(4)室内セミナー、学習会

 7月までは開催も要請もなく実施せず。8月に小学校が夏休みに入ってから児童館や学童保育所でセミナーの申し込みが短い夏休みの平日はほぼ埋まった。9月に入っても幼児教育、小学校の体験学習の要請、相談、企画は継続実施中。

 

(5)国際活動

 JICA関西の青年海外協力隊の帰国や派遣休止、大学生のスタディツアーも中止継続で今のところ止まっています。関西の大学生のカンボジア教育大学連合グループCREDOも完全にストップしています。活動資金調達の為にクラウドファンディングを行っていたのでサポートしました。

3.結果

(1) 野外保全活動については緊急事態宣言中も学校園休校中も、単独行動は接触や移動方法に留意することで活動は継続できると思う。

(2) 集団活動は、移動やリアルで集まること自体が三密でのリスクを伴うので屋外活動も会議やセミナー、シンポジウム等の活動は  当分の間、クラスターや感染者の発生状況によって、できうる予防策を規模や方法を工夫しながら行っていくことが必須。

(3) 集団活動は、ESD活動において重要である。リモートで全てが担えるものではないので積極的に取組んできたが思うように進まない。 

4.考察

(1) 一般論として人と人との距離をとること(Socialdistancing: 社会的距離)、外出の際のマスク着用、咳エチケット、石けんによる手洗い、アルコールによる手指消毒、換気といった一般的な感染症対策や、十分な睡眠をとる等の健康管理を心がけるとともに、地域における状況も踏まえて、予防に取り組んでいくことは必須であるが不十分である。

(2) WHO(世界保健機関)は、新型コロナウイルスに感染した人のおよそ40%は、無症状の感染者からうつされているとする見方を示している。個人の健康管理だけでは感染症防御は完遂しない。ESD活動も緊要の課題であるが実施には工夫と戦略が必要である。

(3)参画しているESD活動団体の一つでも、コロナ禍の中で、9月になっても未だに広報活動も停止しており、企画した事業は要請しても広報して貰えない等慎重になり過ぎる傾向がみられる。

★それぞれの活動について検証、評価をして行くことだ重要である。

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★★★★★ 【お問い合わせ】 ★★★★★
海と空の約束プロジェクト 西谷 寛
 ホームページ   http://umisora.pro/
  Eメール     happy24tani@yahoo.ne.jp
facebook(西谷寛)にメッセージで問い合わせ頂いても大丈夫です。

 

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