生物多様性アクション大賞２０１４ 受賞
「生物多様性アクション大賞２０１４」を受賞しました。
２００９年に生物多様性保全、自然界の自浄作用や私たちの暮らしと自然環境の繋がりに気づき、考え、学ぶことができる絵本「海と空の約束」を自費出版しました。
子供達や環境問題に無関心な層に「判り易いメッセージを伝える」ことは、極めて重要です。
行政、事業者、NGO、NPO、教育関係機関等様々なセクターとコラボしながら大型紙芝居「海と空の約束」と振り返り学習会等「伝える活動」を約５年前から毎年約３０回/年を超える紙芝居活動や学習会を展開しています。
絵本は市販もしており「国連の生物多様性１０年日本委員会の推薦図書」に選ばれたほか紙芝居（A１サイズ、A2サイズ、B4サイズ）の無料貸出しています。
ホームページからの動画配信などして普及啓発に努めて来ました。
普段は兵庫県立大学の環境サークルと協働で地域での普及活動を展開していますが、最近は紙芝居は関西に留まらず関東、東海、九州等でも使われ始めています。
また海に囲まれた日本の生物多様性保全に資するため、島々（現在、屋久島、伊豆諸島、小豆島、隠岐、沖縄の島々等２９の島々：拡大中）の教育関連施設や図書館に寄贈したり、JAL、ANA等の飛行機の機内の児童図書として配置し判り易く心に響くメッセージを送ることに努めています。
地元神戸では市教育委員会と連携し小学校の理科・総合的学習の夏休みの自由研究の優秀作品に顕彰制度を設け、５年前から「海と空の約束賞」を１０作品表彰し絵本を副賞として継続的に渡し続けています。
「Think Globally、Act Locally」のとおり、英語、インドネシア語、ベトナム語、中国語、韓国語、クメール語に翻訳し、JICAやオイスカ、NPO等とコラボし国際交流事業や海外の子供達に「伝える交流事業」にも着手しJICA隊員によるインドネシアやケニアで紙芝居を使った環境教育が展開され始めているほか、関西の大学生の国際交流サークルCREDOやNPOスロラニュプロジェクト等との協働でカンボジアの小学校等に教材として絵本を届ける活動を推進しています。
★★★ 「生物多様性アクション大賞２０１４」の審査委員のコメント ★★★
紙芝居、絵本を活用した判りやすい環境教育
海と空の約束プロジェクト（兵庫県明石市）
評価のポイント
自然のつながりについて伝える紙芝居や環境絵本をつくる活動は自費出版から始まり多様なセクターとの恊働から環境教育活動へと発展し大きな広がりをみせています。やれることを何でもやっているという印象。特に教育関連施設や図書館に寄贈したり、航空会社と連携して飛行機の機内で児童図書として配布するなど多くのセクターとの恊働している点やJICAやNPOとの恊働により英語だけでなくアジアの様々な言語に翻訳されて広めることにも注力している点も評価されました。他言語化により国際的な広がりが出ていて波及性も大きい。英語以外に翻訳された、インドネシア語、ベトナム語、中国語、韓国語、クメール語が使われる地域は生物多様性保全という意味でも重要なエリアです。
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「生物多様性アクション大賞２０１４」ホームページ
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